環境汚染は20世紀末期までは、環境破壊の重大さは比較的軽視されましたが 経済的な要請と環境の保護は相反することが多く、結果として経済的な発展と引き換えに、 環境に多大な負担をかけざるを得なかったという側面があります。
公害という言葉すら存在しなかった、もしくは、公害対策への意識が低かった時代は、有害物質への関心は薄く、土壌汚染は取り扱いも軽く扱われていました。 このため有害物質は、屋外ヤードに野積みされ漏出したり、工場敷地内に投棄されるなど、土壌に有害物質が染みこみやすい環境にありました。 昭和45年に、廃棄物の処理及び清掃に関する法律が成立した以降は、廃棄物の処理に要する経費や手間を避けるために行う不法投棄により発生することが多くなった。 最近では、軽油密造に伴う硫酸ピッチの不法投棄による土壌汚染が深刻化している。
大気汚染防止法では、煤煙、粉塵、有害大気汚染物質、自動車排出ガスの4種類を規制しています。 煤煙の定義は物の燃焼等に伴い発生する硫黄酸化物 、燃焼・電気の使用に伴い発生する煤塵(いわゆるスス) 、 燃焼・合成・分解に伴い発生する有害物質です。 継続的に摂取される場合には人の健康を損なうおそれがある物質で大気の汚染の原因となるものです。
アスベストとは石綿のことです。 石綿は、蛇紋岩や角閃石が繊維状に変形した天然の鉱物のことです。空中に飛散した石綿繊維を肺に吸入すると約20年から40年の潜伏期間を経た後に肺がんや中皮腫の病気を引き起こす確率が高いため、2005年現在では「静かな時限爆弾」などと世間からおそれられています。